心のドアを叩く

あの子はそれを拒絶する

ドアを叩くと

『私はいません』

と言う

分かり切った居留守

いや

居留守とも言えない

内側から声が聞こえるから

内から

私はここにいます

と声がする

何か温もりを求めてはいるが

どこかでそれを拒絶している

認められたいけど

認められたくない

内に入られるのを恐れている

みんなそう

誰だって踏み入られるのは嫌だ

誰だって影を見られるのは嫌だ

誰だって影は暗い

それでも

人の影を見たい時がある

その人の全てを見たい時がある

例えそれが悪い結果でも…

心のドアを開けて欲しい

勇気がいるかもしれん

でも

影がもう見えかけてる

氷山の一角にすぎないが…


キミの影は俺のと似ている