★‡said剣志郎‡★



「琴子、今日はサンキュ。また明日な。」


琴子を寮の前まで送り
繋いでた手を離した。



「琴子?..ンだよ、ぼっとして?」


「えっ?あ?ごっごめ////送ってくれてありがと。」



少し慌てた琴子は
俺から目をそらした。



「琴子?なんかあんの?」


俺はよそよそしい琴子の態度に
違和感を感じ

それと同時に少し不安を覚え
このまま帰したくないと思った。



「じゃっじゃあまた明日。」


そういってくるりと向きを変えた琴子の腕を

ガッと掴んだ。



「けっ剣?」