★‡said剣志郎‡★



「はぁっ...さむっ////」


放課後、課題を終えて寮までの帰り道

横を歩く琴子は両手を擦り合わせながら

冷えきったその小さな両手に
はぁっと息を吹き掛けていた。



そんな様子を横目で見ては

俺の胸はらしくもなく
きゅんとなる。



..小さくて華奢で

守ってやりたくなる。



やっべぇ。
またムラムラしてきた//



そんな下心を隠すかのように

俺は


「..んな短けぇスカートはいてっからだろ?」



冷たく吐き捨て

琴子を置いていくよぅに先を急ぐ。