百合亜を適当にかわして 琴子と帰る途中 「百合亜ちゃんとは昔から仲良いの?」 「あぁ。まぁ幼なじみみたいなモン?」 「ふーん。」 琴子はそれだけ聞くと それ以上突っ込んで聞いてくることは しなかった。 俺はなんだか ホッとしたんだ。 別に 百合亜との関係を隠すわけじゃないけど 情けなくて サイテーな俺の過去を 琴子にはあまり知られたくなかったから。 だから俺は 琴子のキモチをはぐらかすような態度をとった。