琴子とヤンキーヤローが
ペアになってタイムを測定していた。


「しょーがないよ。授業なんだから。」



直人が俺の気持ちを逆なでないよう
気を使う。



「んなことわかってるけど、やっぱムカつくじゃんよ!」


まるで子供のように
嫉妬心むきだしの俺は


ただただ
そんな琴子たちの楽しげな光景に
苛立ちが隠せなかった。



「ぷ!ケンほんと変わったよなぁ。ヤキモチなんかやいてふて腐れたり、前のケンからはマジ想像できないし。」



そんな俺をみて
直人はケラケラと笑った。



「おいっ!テメ..笑ってんな!/////////」