★said剣志郎★ 「なぁ。なんかすげームカツクんだけど。」 「は?」 席にドカッと着席をして 教科書をバサッと落とす俺に 直人が目を丸くする。 「なに?ケンなんでそんな不機嫌なワケ?琴子ちゃんとなんかあったのかよ?」 「うっせーな!あーっムカツク!//」 頭をわしゃわしゃと乱し 俺は机に顔を伏せた。 「んだよ?ほんとカワイくないよな、ケンって!」 直人はそんな俺にふぅっとため息をつく。