数分が過ぎた頃…
リオンは勢いよく家のドアを開け、家を飛び出した。
そして、目から涙を零しながら村の中央の古井戸へと走ってきた。
『あれ?リオン、もう話しは終わったの?』
まだ古井戸に腰掛けていたベルが、戻ってきたリオンに声をかけた。
『ベル…ぐっ…』
リオンはまだ古井戸にベルがいたことに気づき、その場を立ち去ろうとした。
『あっ、リオン。待って!!』
ベルは古井戸の上から、立ち去ろうとするリオンを呼び止めた。
そのベルの呼び止めに、立ち去ろうとしていたリオンは足を止めた。
ベルは古井戸から飛び降り、リオンに駆け寄った。


