『父さんと母さんが?』
リオンは首を傾げた。
『うん、何か話したい事があるんだってさ。…何だろうね』
ベルは考え込みながら告げた。
『話しって…。まあ、いいや。ありがとう、ベル』
リオンはそう言って、古井戸から飛び降りた。
『また明日な』
リオンはニコッと微笑み、ベルに手を振り自分の家へと足を進めた。
リオンは自分の家のドアをゆっくりと開き、家の中へと入った。
家の中はランプと暖炉の明かりでボンヤリとしていた。
『ただいま』
リオンはドアを静かに閉めた。
『おかえり、リオン』
奥の部屋からパイプを吸う白髪の男性が姿を見せた。


