『くそぉ!!』 リオンはベルの胸倉を掴んでいた手を離し、村の入り口へと走り、村を出ていった。 『リオン!!』 そんなリオンの背に向かって、ベルは叫んだ。 しかし、リオンはベルの声を無視し、村を出て、山中を走り抜けた。 しばらくすると、リオンは山中の途中で足を止めた。 『はぁ…はぁ…』 リオンは走り抜けて来た事により、息を切らし、両膝に手をついた。 『く、くそぉ!!』 リオンは悔しそうに足元にある小石を蹴り飛ばした。 蹴り飛ばされた小石は、勢いよく真っ暗な山の崖を転がっていった。