中庭への入り口までついた。
俺は息を切らして走り続けてきた。
そして中庭へ足を踏み入れる。
そこにはさっきの子がいた。
「な……なぁ!」
その子は振り向く。
「來人…。」
「なぜ君は俺をしっている…?」
その子は微笑む。
「あなたが思い出したければあたしの手にふれなさい。もし思い出したくなければ今すぐあたしから遠ざかりなさい。」
俺は迷った。
「君との記憶はどんな感じだ…?」
「残酷な部分が多くあるわ。」
残酷……。
でも俺の記憶の一部。
思いだしたい!
「いや。俺は思い出す。」
「そう。」
その子はにこやかに笑って手を差し伸べてきた。
それに俺は触れる。
そして………。


