「あたしから見たら凄く弱い子なの。あなたの最期にはこれを話したらいいかなと思ってね。」





最期……だと…。





「君がよそ見してるから悪いんだよ?メーニア。これで君が王だ。」





な………に…?



「あぁ……うわぁぁぁぁぁ─────!」





俺に激痛が走る。
心臓がわしづかみに去れているのがわかる。





「來人!!」





ディーネル……ごめんな…。





俺、こいつに殺される…。




「ガハっ。ぐあぁぁぁぁ!」




「來人來人!!ごめんなさい!!ごめんなさい……。」





お前のせいじゃない。





俺が悪い。





ディーネルの足が灰となって消えていっている。





なぁ。ディーネル。





俺言ったよな…?





お前だけは灰にさせないと。





俺が死んでもせめてお前だけでも生きてくれ……。





「がっ……うあ…ディ……ネ…………死ぬなぁぁぁ──────!」





突然俺の体と共にでこが強烈な光を放った。