鈍い音がした。




その瞬間俺に激痛が走り……



口から血がでてきた。




ディーネル・ガーディが俺の胸に手を突っ込んで心臓を鷲づかみにして俺を持ち上げた。




「あなたが死ねばあたしのパートナーは居なくなる。だが、それだけじゃないわよ?言い忘れていたけど、このゲームが終われば殺した人間は生き返るわよ?しかし、1人でもパートナーがいない魔物が現れればその自転でゲームオーバー。パートナーのいない魔物を攻撃するのは禁止されている。だから今あなたがパートナーを辞退してあたしから殺されればこの世界は終わりよ。」





そんなこと……。




でも俺が辞退したら世界が終わるんだろ…?




「今ならまだ間に合うわ。あたしのパートナーになってくれるならこの手を離す。だがならないなら心臓を握り潰して殺す。どうする?」




「お………お前……の……パー………ト……ナーに……な………る……。」



必死に俺は応えた。