「あ、あんな!! 俺ら、雲英のこと心配で羅依のお兄さんに、付いてきたんだけどな・・・・その・・。」 「何だよ?」 「雲英は・・・あの倉庫にはいなかったんだ。」 「はぁ? じゃあ、どこにいるんだよ!?」 「篠田組。 全国ナンバー2の、ヤクザだ。」 葵が秋の代わりに言う。 ・・・・・・・・なぁんだ。 「「「簡単じゃん。 雲英、助かるぜ。」」」 私と朔にぃと達にぃの声が被った。