・・・・モノクロが好きな奴なんか、いたのだろうか。 頭を働かす。 賢くも、悪くも無い脳を使う。 ・・・・・・・・いた。 アイツだ。 確かに、アイツの懐かしい匂いがする。 きっと、 「さ・・・「目、覚めたん?」 秋じゃない、関西弁が部屋の中に響く。 声と共に黒いドアが開き、長身の男が部屋に入ってくる。