カレシ


その後別々にお風呂に入った。

すっぴんになったあたしを見て、恭くんは大爆笑。

「も~!!それが彼女に取る態度!??」

あたしは顔を赤くしながら、恭くんをポコポコ叩いた。

「いてっごめんって!!眉毛ないから笑ってしもたわ(笑)」



電気を暗くして二人でベッドに入る。
恭くんは腕枕をしてくれた。

あたし達はまたおしゃべりを始める。




「ねぇ、前の彼女とかと同棲しなかったの?」

「同棲?ないなー、泊まりに来ることはあったけどな」

「へぇ~」

「でも俺、ゆいとは一緒に住みたい」

「えっ??」

「ゆいとは片時も離れたくないねんもん」

恭くんはそう言うと、"チューしてっ"と甘えてきた。


恭くんて実は甘えんぼなのかな

みんなの知らない恭くんを、あたしは知ってる。

そう考えると、胸がキュンとした。