カレシ


「直樹くんバス乗ってもいいよ?あたしここで待つし」

そう言うと

「バス乗っても暇だし、一緒に待つよ」

と言って待っててくれた。


「一緒に帰れるとかうれし~!」

「よかったな」

直樹くんは、喜ぶあたしの頭をポンポンしてくれた。


丁度その時、

「ゆいちゃん!」

と声が聞こえた。

見ると先輩が歩いて来ていた。


「あっじゃあ行くね!待っててくれてありがとっ」

あたしは直樹くんに手をふると、急いで先輩の所に向かった。