僕らの宇宙戦艦奮闘記



「村山、ここまで来たらレーダー監視はいらん、お前が操舵手や。」


「りょ…了解。」


 村山が自分の席から立ち上がり、操舵輪を握る。


「佐倉は、斉藤や倒れたICI連中の介護。介護免許は持ってるな。」


「一応、介護クラスにもいたから、応急処置ぐらいは。」


 どちらにしても、戦艦の中じゃ応急処置が良いところだ。


「宇治原は艦内状況を整理。使える人数と負傷者の数の正確な割り当てを!大至急。」


「りょ、了解。介護チーム…」


 さっそく連絡取ろうとして…。


「まずは砲撃手からや!」


 美並が叫んだ。