「ホムラでやるしかないわけやな。燃えてきたで!」


 張り切るな…。


「私個人の意見としては、上層部はそれほどおバカだとは思いたくありませんけど。」


 花子はそんなこと言ってくるが…。


「バカだよ。」


 斉藤が否定した。


「先生たちからの伝達。危険だから戻ってこいだって。こういうことは大人に任せておきなさい…だとさ。」


 宇治原君の言葉。


「俺たちが帰還した後の隕石に対抗する対応策は?」


 一応聞いてみるが…。


「さぁ?」


 おい。


「ついでに、言わせてもらうと、今帰還すると完璧に祐太を宇宙に置き去りすることになるぞ。」


「あかん!それだけは、絶対にあかん!」


 美並が、のどがはちきれんばかりの声で叫んだ。


『はぁ!山崎を置いてきたのか!お前は!』


 うわぁ!


 筋肉…もとい、贅肉先生の顔が突然、斉藤の前にアップで映った。


「回線つなぐなよ…めんどくさい…。」


 思わずもれた、本音。


「僕も、めんどくさかったんだよ。」


 それをやるのが、お前の仕事だろうが…。


「あんたたち、仮にもうちらの先生に向かって…。」


『どういうことだ!山崎を見捨てたのか?』


 めんどくさいなぁ…もう…。