「まぁ、今の美並が叫んだ通り、説明するまでもないが、本日から本格的に戦艦ホムラの運営を任される。特に今日は浮いて、着地するだけの簡単な操作だが、テレビ局や他の先生方、保護者や、他のクラスや学年の生徒たちもみんな見に来るから、下手なことしないような。」


 は~い。


「それと、斉藤雄二、山崎祐太は後で打ち合わせがあるから、HRが終わったら、職員室まで来なさい。」


「先生、俺たち、昨日も残ったじゃないですか?」


「最終確認だよ。今日は、自衛隊のお偉いさんも来るんだからな。」


「へ~い。」


 かくして、浮き足立ちまくったまま、今日の授業の幕が開ける。