今度は誰にでも見せる悪びれない 飾りまくった笑顔がこちらに傾いた 「美城、有り難な」 寄って来たのは村上 「私は何もしてないですよ」 「いや、話し合いは充実したし 誰かさんもヤル気になったし」 肩に乗った村上の腕を振り落とした 「そんなこと何でもないですよ」 「感謝してるよ じゃ委員会頑張ってな」 村上はナルシストを振り撒き キザな笑顔を見せて去っていった やはり猫被りとお似合いだと思う 大変腹立たしい