――午前最後の始業の鐘が鳴る 「…先生はいらっしゃらないの??」 転入生はわかっている、という顔で 続けてそう質問をした 「多分遅れてるだけだろ」 「そう……さっきの質問の答えは??」 「あぁ『特』は特別授業 体育大会近いからそれ系の話」 転入生は頷いて 再び顎に手を沿えた