『どーしたもんかね。』 「何が??」 『かつあげだよ。 か・つ・あ・げ。 あんだけ脅せば充分だと思ったんだけどなー。』 反撃されたわけでしょ? やっぱ、そう簡単には撲滅できないもんなのかなー… 「オレ、あいつ心配だから帰るわ。 たぶん喋りはしねーだろうけど、一応な。」 『うん。 傷、手当してやってね。』 おうッて手をあげて弟を追う兄。 兄が行けば心配ないか。 事情は後で凌ちゃんサンに聞きゃあわかるでしょ。