――― 『ねぇ。 浮気ってさ、どっからが浮気だと思う??』 「……なに?? 凌斗先輩に浮気されたの??」 今は放課後の屋上。 圭介クンと白井兄。 『違うから。 ただ男からするとどっからが浮気なのかなーって思って。』 「男からってか、そーゆーのって人それぞれじゃねーの?」 「だろうな。 希美、浮気されたんなら素直にオレに甘えていいんだぞ?」 ニヤニヤ笑う白井兄。 『違うってば。 じゃー二人の浮気のラインはどこ??』