いまになって言えた本音は、お互いを成長させただろう。 それくらい私達には嫌なこともたくさんあったんだ。 気付けば時間は朝の6時。 「もう切らなきゃね?みんな起きてくる…」 『そーだな』 ほんとはまだまだ話したかった。 だけどこれ以上結羽菜のケータイを使うわけにもいかないし、とにかく眠気がすごかった。