それから普通にいつも通り
朝の掃除をして
朝礼をして
仕事が始まった。

なるべく
営業部を見ないように
作業を始めて

笑顔で作業を始めた。

夢のことも
上司のことも
全て忘れて
スタスラ仕事をした。

思い出すと
自分の情けなさと馬鹿らしさを
思い知らされそうで
それが嫌で
必死に仕事をした。

休み時間には
お財布に入れてある
クローバーのお守りを出して
お願いした。

「どうか
恋ができますように・・・。
先生が幸せになりますように・・・。」

とお願いして
時間を過ごした。

空は
恋の神社に行った時がウソみたいで
すごく晴れていて
会社が終わり
空を見上げると
星がよく見えた。

満月に近い月と
一番星がよく見える日。