残された紙袋には 私の好きなお菓子と 『俺の机の右の引き出し!!』 と書かれたメモ。 慌てて私は学校に戻り研究室の自分のデスクに向かう。 右側の引き出しをあけると小さなピンクの箱が入っている。 心臓が口から出そうになるのを必死に押さえて震える手で箱をあけた。 そこには前、欲しいと言っていたピンクゴールドのハートのネックレス。 そして 『すきだ』 と書かれたカード。 それから 『過去形にするんじゃねー!!』 と書かれたルーズリーフの切れ端がセロハンテープで止められていた。