「すき、でした」 小さな小さな言葉に乗せて 大きな大きな気持ちを運ぶ 『俺も、好きだよ』 なんて、都合のよい言葉が帰ってくるはずもなく。 また静けさがあたりをつつむ。 白み始めた空は 泣きたくなるほど 綺麗に 別れの時を刻みはじめた。