「警視庁が捜査を引き継いだのか」
あたしはうなずいた。
田村も小林も都民だったので、捜査一課のあたしたちの班が担当になったのだ。
「で、いろいろ聞き込みに回ったんだけどね」
あたしは手帳を開いた。
「被害者がどちらもN大学の学生だったってことは知ってるわよね」
「新聞やニュースでな」
「田村と小林は顔見知りだったのよ」
「どんな関係だ?」
「2人ともN大の鉄道研究会に所属していたの」
達郎はほう、と言ってうなずいた。
「新幹線で殺された2人は鉄道ファンだったのか」
「そのせいで面倒なことになってるんだけどね」
「どういう事だ?」
「それより先にね…」
あたしは田村と小林、2人の関係について話すことにした。
「2人は鉄道研究会の先輩後輩という間柄だったんだけど、アルバイト先も一緒だったの」
「バイト先も一緒ってことは、仲が良かったのか?」
「最初のうちはそうだったみたい」
あたしはうなずいた。
田村も小林も都民だったので、捜査一課のあたしたちの班が担当になったのだ。
「で、いろいろ聞き込みに回ったんだけどね」
あたしは手帳を開いた。
「被害者がどちらもN大学の学生だったってことは知ってるわよね」
「新聞やニュースでな」
「田村と小林は顔見知りだったのよ」
「どんな関係だ?」
「2人ともN大の鉄道研究会に所属していたの」
達郎はほう、と言ってうなずいた。
「新幹線で殺された2人は鉄道ファンだったのか」
「そのせいで面倒なことになってるんだけどね」
「どういう事だ?」
「それより先にね…」
あたしは田村と小林、2人の関係について話すことにした。
「2人は鉄道研究会の先輩後輩という間柄だったんだけど、アルバイト先も一緒だったの」
「バイト先も一緒ってことは、仲が良かったのか?」
「最初のうちはそうだったみたい」