「えっと、まず名前を付けるっと。」 説明書を読みながら、 テディベアたちを見る。 さっきは不気味にしか見えなかったのに、 今では、 我が子の様にとても可愛らしく思えた。 「名前かぁ。どうしようね?」 「うーん。」 唸りながら考えていると、 栞の脳内に 小説で呼んだ、 いろいろな人の名前が浮かんだ。 「そうだ、人の名前を付けよう。」