呪いのテディベア Ⅱ


テディベアたちは、
とても愛らしい顔をしていた。

ただ、眼だけは、
虚ろで、恐怖を引き立たせた。

「・・・・・・。」

栞は、決心したような目で、
テディベアをダンボール箱から出し、

ダンボール箱を捨て、
テディベアと、
淡い紫の紙と、
取り扱い説明書を持って、
2回の自分の部屋へと駆け上がった。