「儚さま、起きて下さい」 『言われなくても、もう起きてるわよ』 「それはすみませんでした」 にこりとするその笑顔は 100%女の子の心を貫くもの。 もちろん、あたしの心なんて すでに貫かれてる。 「儚さま、今日は休日ですし どこかにお出掛けされますか?」 『ううん。 庭でお茶する』 だって出掛けたら、みんなあなたを好きになるもの。 あなたが傍にいて 楽しくお茶をするのが、あたしの幸せ。