実際に由莉が眠っていたのわ10日間。 短いようで長い時間。 長いようで短い時間。 たった10日間、点滴で栄養をとっていただけで… たった10日間、寝たきりだっただけでー… こんなにも変わってしまう。 人間わ脆いー‥ どんなに辛くても どんなに壊れていっても 時わ進むのだー‥‥ ―――――――― 由莉わゆっくりと筋肉をほぐし、夜琉に手を引かれて立ち上がった。 「大丈夫か?」 「うん、ありがとー。」