トランスプラント(移植)青春編

「でも!俺知ってるよ」

「こないだのコンサートの

大会に美果と来てたよね?」

そう言って夢子の顔を見た。

夢子の翔への想いが届いた
のかも・・・?

夢子は恥らいながら

「すてきな、声ですね」

いつもの夢子の声でない!

いい子ぶってる!

そう美果は感じた。

*どうしたの夢子*

夢子は翔に告りたかった
しかし、彼女と親しく
デートしている彼に
向かっての術はなかった。

でも・・!

鈴木は夢子が気に成っていた
あのコンサートで
自分を見つめる夢子の目が
忘れられなかった。

バンドのファンには
悪いがロックバンドのせいか
ファンの女の子は軽く
ずれている。

<余り彼女にはしたくない>

夢子には、そんな女の子
と違い、まだ純粋な
気持ちを持った純情可憐な
軽くない女の子で!

遊び慣れた感じでなく
スポーツで鍛えている
健康そうな身体と
明るさが鈴木には
気になっていた。

二人に?
目に見えない
赤い糸がつながった様だ。

翔は、夢子のメルアドを
知りたい!

でも!そんな事、言えば
女なら誰にでも聞いて
歩く軽いナンパな男と
思われるに違いない!

メルアドを聞くきっかけが・・
欲しい?

夢子と友達に成りたい!

そんな事を考えていると
後ろから・・

「翔!」と女の声が

聞こえてきた。

翔と一緒に座っていた
綺麗な彼女だ!!