「それだけでは、分からないようですね。御免なさい。
私はこの森の桜を毎年花が絶えぬよう咲かす異界の者。
貴方方の世界では、それは護る事ではないとおっしゃるのでしょう。
ですがこれが私の役目なのです」
桜里の役目を聞いたところで連太郎は逃げる事はおろか恐れる事もせず、
真っ直ぐと桜里の黒い目を見つめた。そして、
「有難うございます。貴女がどのようなお方であっても、
僕にとって貴女は命の恩人です」
と。桜里はそのような言葉が返ってくるとは思ってもいなかったのだろう。
不意に一筋の透明な涙を流した。その様子に連太郎はただただ困り果ててしまった。
「何故泣くのですか。僕はどうすれば良いか」
私はこの森の桜を毎年花が絶えぬよう咲かす異界の者。
貴方方の世界では、それは護る事ではないとおっしゃるのでしょう。
ですがこれが私の役目なのです」
桜里の役目を聞いたところで連太郎は逃げる事はおろか恐れる事もせず、
真っ直ぐと桜里の黒い目を見つめた。そして、
「有難うございます。貴女がどのようなお方であっても、
僕にとって貴女は命の恩人です」
と。桜里はそのような言葉が返ってくるとは思ってもいなかったのだろう。
不意に一筋の透明な涙を流した。その様子に連太郎はただただ困り果ててしまった。
「何故泣くのですか。僕はどうすれば良いか」



![はるのゆき[BL]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.799/img/book/genre1.png)