しばらくして遠ざかっていく足音を聞きながら。



やっと終わった。

自分を褒めてあげなきゃ。

そう思う自分と、

なぜ手放してしまったの。

二度とあの温もりを感じる事ができない。

と思う自分がいて。




ドアを背にして座り込み、そのまま私は朝まで泣き続けた。

泣くのは今日だけだと、コレで最後だと自分自身に言い聞かせて。