週が明けて今日は月曜。
終業式は三日後の木曜。
雪斗に話し掛けようとしたが避けられてる感じで捕まらなかった。
結構気の短いあたしは…
放課後、HRが終わってすぐに逃げようとした雪斗のシャツの裾をグッと掴んだ。
少し傾いた身体。
「雪斗? ちょっといいかな?」
恐る恐る振り向いた雪斗にニッコリ笑顔で問いかけるあたし。
周りからは好奇の眼差しで見られていた。
さすがに断れない状況。
観念したかのように座りなおす雪斗。
人がはけるのを待った。
そして二人きりになった教室。
雪斗は言われることがどうやら分かっているみたい。
勘、いいな…。
「な…なんだよ?」
あきらかに動揺している口調の雪斗。
「…分かってるんじゃないの? 別にいいけどさ」
探るような視線で雪斗を見る。
すると小さくため息をついて『敵わなねぇな』と呟いた。
「前、言ったやつの返事だろ?」
諦めたように足を組んでこちらに視線を投げかけた。
「うん」
窓に向けていた視線を雪斗に移しながら答えた。
「覚悟できてるから」
終業式は三日後の木曜。
雪斗に話し掛けようとしたが避けられてる感じで捕まらなかった。
結構気の短いあたしは…
放課後、HRが終わってすぐに逃げようとした雪斗のシャツの裾をグッと掴んだ。
少し傾いた身体。
「雪斗? ちょっといいかな?」
恐る恐る振り向いた雪斗にニッコリ笑顔で問いかけるあたし。
周りからは好奇の眼差しで見られていた。
さすがに断れない状況。
観念したかのように座りなおす雪斗。
人がはけるのを待った。
そして二人きりになった教室。
雪斗は言われることがどうやら分かっているみたい。
勘、いいな…。
「な…なんだよ?」
あきらかに動揺している口調の雪斗。
「…分かってるんじゃないの? 別にいいけどさ」
探るような視線で雪斗を見る。
すると小さくため息をついて『敵わなねぇな』と呟いた。
「前、言ったやつの返事だろ?」
諦めたように足を組んでこちらに視線を投げかけた。
「うん」
窓に向けていた視線を雪斗に移しながら答えた。
「覚悟できてるから」