どぉしたんだろ??


ハテナマークが頭いっぱいに広がる。


「自覚なし?」


と問われたあたし。
なんの自覚ですか、亜鶴サン。


だいたい主語が抜けてるよ…。


「だから…!! 自分が可愛くて美人でスタイル抜群でモテてるって自覚!!」


近くにあった机を勢いよくバンッと叩きながら言った亜鶴。


あたしが、可愛くて美人でスタイル抜群でモテてるって…?


そう。 魅夜は可愛くて美人でスタイル抜群でモテています(by 亜鶴)


疑うような眼差しを亜鶴に向けたあたし。


はぁ…と軽くため息をつかれ紫葡を呼んだ。


「どぉしたの、亜鶴?」


可愛らしい笑顔で紫葡を呼んだ張本人・亜鶴に尋ねる。


「この子…魅夜が自分のこと自覚してないの…」


頭が痛いです的なポーズをしながら紫葡に言った。


すると…


「は!? ちょっと魅夜、それマジで言ってんの!?」


とさっきまでの笑顔は何処に?ってくらいの形相になった。


こ…怖ッ!!!!


「はい…。 マジで言ってます」


それからまた説教をされました。あぁ…悲しい…。