それから白兎は、少女から可愛がられた。 その様子を見ながら青年は嫌悪していたが、すぐに偽りの笑顔を作った。 青年はそんな変わらない日々に吐き気がした。 後何回繰り返せば良いんだろうか。 後何回繰り返せば終わるのだろう。 答えはいつも見つからない。 ふわふわと浮き上がっては消え、浮き上がっては消えの繰り返しだった。 そんな思考を繰り返すのも嫌だった。 青年は不変を愛し、不変を嫌悪した。