『柄に紅玉』 確信犯 とまではいかない半端な妥協 のせいで獲得した 魔術師のナイフ こんなにキラキラした刃物に 隠れて憧れてたずっと キラキラしてるのはそこそこ あるからだよ切れ味 そして柄には紅玉 あなたを見つけたのは 路地裏 仕掛けた種を回収してる僕に 怪しさが匂い立つような 空虚な秋のコート 背中からかけた言葉に あなたが一瞬立ち止まった気配 気配だけでいい