姫密桜

桜の瞳から、零れ落ちる
涙を、見つめる槇。

ぼそっと呟く声・・・

「だまれ・・・」

槇の冷たい瞳は、梓を見つめる

僕の、可愛い妹

俺の、桜が泣いてる・・・

愛する槇を見つめて
梓は、告げる。

「私は、貴方を愛してる

 間違ってる貴方さえも
 愛すことができる
 
 私なら、貴方を
 正すことができる」

槇の冷めた声・・・

彼女を傷つけても

桜を守りたい。

「だまれ、黙れよ

 オリグチ、お前の愛など
 俺にはいらない

 俺は間違ってなどいない

 俺は、サクラを・・・」