・・・痛いんですけど。 「そうか・・・」 言いながら、悟の方を振り返る。 「だから、わざわざ送り迎えを買って出たのか。 役得をしっかり利用して」 「・・・いやそれは、オレが彼女に、 今日のこと頼んだので、責任上」 「責任上だあ??」 武藤が豪快に笑う。 「まあ、そういうことにしておいてやろう。 いやあ、この方がずっといい。 この格好で歌ってくれればよかったのに」 「いや・・・これは、『ルシアン』の命令で」