「・・・苦手なんだよね。ああいう雰囲気。 それに、あたしはゲストで部外者だし」 「オレ、今日は類の保護者だから、ずっとそばにいるけど。 それでも、ダメ?」 類は、悩んでいる。 「そうだ、コレ、アサコに預かってきたんだよ。 ライブ終わったら、着替えさせてって。 着替えて、行かない?」 言って、悟は、ペーパーバッグを類に渡した。 「ここで、着替えられるから」 シャッとカーテンが引かれる。