「良かったら、お友達にならない？」
「へッ!?」
思いもしなかったことに声が裏返ってしまった。
だって、友達だよ!?
そりゃあ中学校の頃だって少なからずいたけど、大人しめのメンバーだったし…。
今回はレベルが大幅に違いすぎる。
「ダメ…かな？つばめちゃん…」
私はウルウル光線にノックアウトされた。
「ダメなわけ無いですよ！むしろ…私なんかで良いのかなって」
――私なんかじゃ釣り合わないよ…。
「今『私なんかじゃ釣り合わない』とか思ったでしょ！」
「えぇッ!?心読まれましたか…」
「顔に書いてあるからね」
そういうと彼女は私の前の席に座っていた男子を強引に蹴散らして、盛大に腰をかけた。
