『真琴~ジュース買いに行っていい??』

「うん♪」

日比野真琴-ひびのまこと-です。

17歳です。

恋?してません。

恋ってよく分かりません。

以上です。

・・・あ、最近気になることがあります。

彼とよく目が合うことです。

彼とは彼、山近純-やまちかじゅん-のことです。

『うわぁ~やっぱめっちゃ並んでる~』

「ここの自販機が1番学食に近いところだからねぇ~」

『はぁ~今から他いくのもなぁ・・・』

『ぁ・・・』

ほらまた目が合った。

彼と目が合うと絶対そらせなくなっちゃうの。

フイッ。

あ、そらされた。

でもこれが何回も続くの、それってやっぱり偶然じゃないよね?

『真琴?おーい、ま~こ!?』

「っ!!あ、ごめん」

『いいけど教室戻るよ?大丈夫?』

「うん♪大丈夫、行こう?」