捨てられた僕 [短編]

『お前も可哀相にな‥。』

知らないおじさんは僕の目を見ながら言った。

どうしてそんな悲しい顔をするの?

おじさんは僕を抱きながら歩いていく。

大きな檻がたくさんある。

その中の一番端にある檻に僕は入れられた。