僕はふわふわと空を漂います。

空から見ていると何となくだけどすぐにターゲットを見つけられる気がします。

「……はぁ。」

僕は鏡華さんとの勝負に乗り気ではありません。

ただでさえ勝負って苦手なのに、人の人生がかかったお仕事で勝負するってどうなんでしょうか。

「……あ、あれは。」

僕はゆっくりと地上に降りました。