「アイちゃんパーンチ!!」 バキィーンッッッ!! アイのパンチは、コータの顔にクリーンヒットした。 「ぎゃふぅぅぅぅぅぅっ!!!!!」 ヒューン…… コータ、部室の壁はじまで見事に飛んだ。 バゴーン!! そして黒板に大きく、“大”の字を書いた。 ……壁にめり込み、人型でね。 「あれ? 違う?」 「違うぞアイ。それは攻撃だ」 「あやや。失敗失敗」 アイはポリポリと頭をかいた。