シーン………………。 一瞬の静寂。 部屋からは、人の気配がする。 とてつもなく、緊迫した空気だ。 ゴクリ……。 コータは、上級生たちの会話が気になった。 『この部屋に……。何があるんだろう……』 コータは、高まる好奇心が抑えられなくなっていた。 気がつくと、ドアの前まで来ていた。 ゴクッ。 コータは白いドアの引き戸に、手を掛けた。 しかし、入りたいけど、入れない……。 引っ込み思案な彼は、とまどいを隠せなかった。 その瞬間である。