byアイ

はー、コウタがあたしのことを好きだった
なんて・・・。
全然知らなかった。

あたし悪いことしたよね。

もっと真剣に考えてから、返事すればよかった。
自分のしたことにものすごく後悔を
した。

とりあえず、エリカに相談しよう。

「そんなことが、あったんだ・・・。」
「あたし、間違ったことしたよね。」
「うーん・・・。間違ってはいないよ。
 ただ、もう少し考えてから、返事を出せば
 よかったんじゃない??」
「そうだよね。もう一回考えてみるね。」
「そうしな。あたしは、いくらでも相談に
 のってあげるから。」
「ありがとう。
 なんか、エリカに話したら楽になった!!
 あ、そういえば・・・・。
 お菓子買ってきたから、食べよ!」


それから、エリカと色々な話をした。
何時間か話して、2人で出かけることにした。

悲劇が起こるとは、何も知らずに・・・。

2人でファミレスで食事をした帰り道。
近道をするため、あたしとエリカは閉店後の
パチンコ屋の駐車場を横切って歩いた。

車が止まっていたことにあの時、気づけばよかったのに。