byアイ

沖縄から帰って1ヶ月がたった。

ヒロキと会ってあたしは決めたんだ。

『ヒロキの事は忘れる。』って。

そうやって決めたのに、ある事件が
起こった。

コウタと2人で撮影から帰っているときだった。


「アイ。コウタ。・・・・
 久しぶり。」
「「ヒロキ・・・。」」
「アイ・・・。
 少し話しあるんだけど、いい?」
「うん。わかった。
 コウタ、ちょっとだけ待っててね。」
「おう。分かった。」


あたしは、ヒロキに着いていった。


「ねえ。話って何?」
「あのさ、アイは俺のこと好き?」
「・・・・。」
「少しでもスキなら、付き合って。」
「は!?」
「アイがコウタと付き合ってるのは知ってる。
 でも・・・。それでも俺、アイのことあきらめ
 られないんだよね。」

「・・・・・。」
「決まったら連絡して。」


そう言って、ヒロキは走り去っていった。


「う・・・う、うぁーー・・・。」